広島で満足のいく家づくり。「地域密着の住宅会社」を選ぶべき本当の理由
2026.09.08(更新)
2026.09.08(更新)
「マイホームを建てよう」と考えたとき、多くの人が最初に直面するのが「どこの住宅会社で建てるべきなんだろう?」という疑問です。
一生に一度の大きな買い物だからこそ、納得できる、満足のいく家づくりを大切にしたいものです。

今回は、広島の地で長年家づくりに向き合ってきた「しおた工務店」の代表取締役、塩田さんに「流行のデザインに流されない家づくり」や「地元に根ざした住宅会社だからこそできる一生のお付き合い」など、これから家づくりを始める方に知ってほしい家づくりの本質についてお話を伺いました。
近年、「インスタ映えするおしゃれな家」を希望される人が増えてきたように思います。
すっきりとした軒(のき)のないスタイリッシュな屋根の家や、デザイン性を最優先した美しいスケルトン階段など、ひと目で心を惹きつけるような住まいがたくさんあります。
おそらくSNSの普及も影響しているのでしょう。もちろんデザインは住まいづくりに大切な要素の一つです。しかし、私はそれ以上に間取りを大切にしてほしいと思います。

当時は、赤い洋瓦に装飾的な窓がついたスパニッシュ風や南欧風など、可愛らしい雰囲気の住宅が人気を集めました。
しかし現在では住宅のデザインの好みや流行も変わり、今ではそのスタイルで建てられる住宅は少なくなりました。
これと同じことが、現在多く見られる「軒のない片流れの家」にも起こり得るのではないかと思うのです。
日本の気候は、昔も今も変わらず「雨が多く、夏は暑い」のが特徴です。
古い家に当たり前にあった軒は実はたくさんの役割を持っていて、日本の気候に適した住まいの知恵が詰まっています。
流行やデザイン性だけを優先して軒をなくしてしまうと、夏場の直射日光が室内に入り込み、気温の上昇を招きます。また、外壁と屋根のつなぎ目に雨水が直接当たりやすくなり、隙間から雨水が侵入することで雨漏りのリスクも高まります。
さらに雨やほこりが壁に付着しやすくなり、雨だれや変色などで外壁の劣化を早める原因にもなります。

日本の伝統的な「田舎の家(入母屋の家)」は、軒先が1.5メートル程度深く張り出しています。
これは、木と土で造られた躯体を雨から守り、風を通して長持ちさせるための、日本の風土に適した家づくりの工夫です。
100年持つ伝統的な家が多く残っているように、気候風土に合った設計こそが、結果として家を長持ちさせ、メンテナンスコストを抑えることにつながります。

地元の住宅会社は、「家というモノを販売する」のではなく、お施主様が一生涯にわたって安心して暮らせる「人生の拠点を共につくる」ことを大切にしています。
多くの方が家を建てる20代・30代の時期は、限られた予算の中で、どんな家にするかどれだけの住宅ローンを組むか、数多くの選択と決断を迫られます。そかし家は、建てて終わりではありません。
30年、40年と時が経つにつれて家族構成やライフスタイルも変化します。
地域に根差した工務店は、良い意味でも悪い意味でもその土地から離れることはありません。引き渡し後からが本当のお付き合いの始まりだと考えており、「ずっとこの町でお施主様の暮らしを守り続ける」という責任と誇りを持っています。
プロとして、将来の暮らしや住まいにリスクがあると考える場合には、たとえご要望であっても考えられるリスクを誠実にお伝えします。「建物をつくる」だけでなく、「人と人の信頼関係を築くこと」をとても重要視しています。
私は「地域」「職人」「材料」の3つが揃ってこそ、本当に価値のある家づくりができると思っています。
地域
その場所、その地域の一員として、数十年後も町の暮らしを守り続ける使命。
職人
外注に頼らず、自社で育てた専属大工が「職人のプライド」を持って責任施工する。
材料
木の曲がりや性質を見極め、それぞれの特性に合わせ適材適所で木材を扱う。
現在、多くの住宅が工場であらかじめ木材をカットする「プレカット」を採用しており、現場で職人が木を見極める機会は少なくなっています。
しかし、木は工業製品ではなく自然のものです。木の一本一本に曲がりや反りなどの個性(性質)があります。
大工は、その木が曲がりやすい方向を見極め、あえて逆向きに材料を使うなど、木の性質を読み取る確かな目と豊富な経験を持っています。
この技術と「良い家を造りたい」という職人の誠実な姿勢と丁寧な仕事が、住まいの耐久性に大きな違いを生みます。
現代の住宅会社の多くは、大工を外注(請負)に頼っており、現場ごとに職人が変わることも少なくありません。
自社で大切に育て、常用雇用している専属の大工たちは、単に図面通りに形を作るだけではありません。
「釘1本、1本打つのにも心を込める」という強い信念を持ち、お客様の大切な住まいだからこそ、一棟一棟に対して愛情と責任感を持って施工に励んでいます。
この職人としての誇りと責任こそが、住まいの確かな品質を支えてくれていると信じています。
一番のポイントは「焦らないこと」です。
家づくりは一生に一度の大きな決断だからこそ、最後まで慎重に、心から信頼できるパートナーを選んでください。
目先の「おしゃれさ」や「お得感」に惑わされることなく、信頼できる「人」を見極め、心を通い合わせた家づくりをすること。
それこそが、100年先まで家族の笑顔を守る、後悔しないマイホームへの近道だと私は思っています。
編集・取材協力
プロフィール
塩田 崇(しおだ たかし)
しおた工務店(有限会社塩田工務店)代表取締役
1959年、広島県安芸高田市甲田町生まれ。大工一筋だった先代(父)の背中を見て育つ。広島市の工務店や三次市の建設会社で経験を積んだ後、33歳で父親の工務店へ入社。1995年に「有限会社塩田工務店」を設立。
「現場第一主義」と「家を建て終えてからが本当のお付き合い」を大切に、広島の気候風土に寄り添った家づくりに取り組む。自社大工の育成や地域の「住まいのかかりつけ医」としても地域に根差した工務店としてお客様の暮らしを支えている。
会社名:しおた工務店(有限会社塩田工務店)
所在地:〒739-1101 広島県安芸高田市甲田町高田原1212
電話番号:0826-45-3658
営業時間:8:00〜17:30
定休日:日曜日(※日・祝日の打合せも相談可能)
施工エリア:広島県安芸高田市、三次市、庄原市、世羅町、広島市安佐北区、東広島市、北広島町 ほか
しおた工務店 公式ホームページ