ペットと暮らす家をつくろう|動線・床材・間取りのポイント【広島版】
2026.04.08
2026.04.08
「せっかく家を建てるなら、人はもちろんペットも快適に暮らせる家にしたい」

広島で注文住宅を検討しているご家族から、近年特に増えているのがこのご相談です。
犬や猫は“家族の一員”。
だからこそ、ペットとの共生を前提にした住宅設計が注目されています。
しかし実際には、
・床が滑って足腰に負担がかかる
・においや抜け毛の掃除が大変
・来客時に落ち着ける場所がない
・夏や冬の温度管理が難しい
といった悩みを、住み始めてから感じるケースも少なくありません。
そこで今回は、広島でペットと共生できる住宅を建てるための
動線・床材・間取りのポイントを詳しく解説します。
ペットと暮らす家づくりは、まず“動線”を見直すことが重要です。
例えば犬の場合、
玄関から直接リビングへ入る動線だと、
雨の日の散歩後に床が汚れやすくなります。
理想的なのは、
玄関 → 土間スペース → 足洗い場 → リビング
という流れ。
広島は比較的温暖な気候ですが、
梅雨や台風シーズンは雨が多く、散歩後の泥汚れ対策は必須です。
土間収納や屋外水栓を設けることで、掃除の負担が大きく減ります。
室内をぐるっと回れる回遊動線は、ペットにとっても快適です。
特に犬は家の中を巡回する習性があります。
袋小路のような間取りではなく、行き止まりの少ない設計にすることで、
ストレス軽減につながります。
ペット共生住宅で最も重要なのが「床材」です。

一般的なフローリングは見た目は美しいですが、
犬や猫にとっては滑りやすい素材です。
犬だけでなく猫も急にダッシュすることがあるため、
滑りやすい床では足腰に負担がかかり、
関節炎などのケガにつながる恐れがあります。
特に小型犬やシニア犬は関節を痛めやすくなります。
・滑りにくいペット対応フローリング
・クッションフロア
・タイルフロア(部分使い)
最近では「ペット対応フロア材」として、
表面に滑り止め加工が施された商品も多く登場しています。
広島の住宅会社でも、ペット共生住宅を提案する工務店では、
こうした専用建材を標準採用しているケースが増えています。
ペットとの暮らしで気になるのが、においと抜け毛。
ここで重要になるのが換気計画です。
高気密住宅では、計画換気が前提になります。
第一種換気や第三種換気を適切に設計することで、空気の循環が安定します。
また、
・空気清浄機置き場をあらかじめ設計
・ペットスペースに局所換気を設置
など、事前の計画が大切です。
広島は冬場に乾燥しやすい地域でもあるため、
加湿と換気のバランスも考慮すると、より快適な住環境になります。
特に夏場は注意が必要です。
広島は瀬戸内気候で比較的温暖ですが、
真夏は35度を超える日も珍しくありません。
犬や猫は人間より暑さに弱く、熱中症のリスクがあります。
そのため、
・高断熱・高気密住宅にする
・エアコン1台で家全体を管理できる設計
・直射日光を防ぐ庇やシェード
など、住宅性能そのものがペットの健康に直結します。
冬も同様で、床冷え対策が重要です。
床断熱を強化することで、ペットの腹部冷えを防げます。
ペットにも「自分の居場所」が必要です。

・リビングの一角に専用コーナー
・階段下の活用
・ゲージがすっきり収まる設計
猫と暮らす場合は、上下運動ができる空間が理想的。
・壁面収納を兼ねたキャットウォーク
・吹き抜けと連動した設計
・高窓から外を眺められる場所
猫は高い場所を好むため、縦の空間設計がポイントになります。
ペット好きな人ばかりではありません。
来客時に、
・ペットが落ち着ける個室
・リビングと分離できる間取り
があると安心です。
引き戸で仕切れる設計にすると、
必要に応じて空間を分けることができます。
広島は戸建て比率が高く、庭付き住宅も多い地域です。

そのため、
・フェンスの高さ
・脱走防止対策
・近隣への鳴き声配慮
も重要になります。
また、土砂災害警戒区域に指定されている地域では、
ペットの避難計画も含めて考える必要があります。
ハザードマップを確認し、
避難所がペット同伴可能かどうかも事前に調べておきましょう。
ペットと暮らす住宅は、
後からリフォームで対応するのは難しい部分も多くあります。
だからこそ、
・滑りにくい床材
・回遊動線
・温度管理
・換気計画
・専用スペース
を、設計段階から組み込むことが重要です。
広島で注文住宅を建てるなら、
「ペットも家族」という視点を最初から取り入れましょう。
人もペットもストレスなく、長く快適に暮らせる家。
それが本当の意味での“ペット共生住宅”です。
住宅会社に相談する際は、
「犬種・猫種・頭数・年齢」まで具体的に伝えることで、
より適切な提案を受けられます。
理想のマイホームを、家族全員にとって心地良い空間にしていきましょう。